食べたくない

レジ袋が7月1日から有料になりました。やっと感、いなめない。世界で年間3億トンのプラスチックが作られて、その半分が容器包装です。プラスチックはとても便利で私たちの生活を楽にしてくれました。恩恵はよくわかります。しかし、今、プラスチックが生態系に悪影響を及ぼし、世界的に地球的に問題となっています。

マイクロプラスチック、聞いたことがあると思いますが、紫外線や接触などによりプラスチックが劣化していき、5ミリ以下の粉のようになった物を言います。太陽光に当たって、粉を吹いてくる洗濯バサミやバケツ、その粉がまさしくそれです。プラスチックは石油から出来ているので、元は油です。海や土壌、特に海には汚染物質が含まれています。かつて海に流された工業用の農薬や油です。汚染物質には油とくっつき易い性質がありマイクロプラスチックに吸着します。

マイクロプラスチックは汚染物質を運び、環境を壊していきます。また、それを食べた小魚、小魚を食べる魚や鳥、動物、私たち人間。体内に運ばれた汚染物質をまとったマイクロプラスチックは脂肪とくっつき蓄積されていきます。健康にいいはずはありません。見えませんが、怖いです。

私は知らなかったのですが、日本は最近まで年間150万トンのプラスチックゴミを海外に輸出していました。分別するように決められているので、それをきっちりやっていれば、国内で有効に活用されていると思っていました。それが海外に輸出され、そのゴミが適切な処理をされずに海に流れ、海洋汚染の一因になっています。捨てられたプラスチックごみは自然に戻るのに、450年以上もかかります。ごみの輸出先だった中国が輸入を禁止したことや、有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約により、輸出は厳しくなってきました。日本も自国で考えなくてはいけません。

その事も関係しているのでしょうか、今までプラスチックごみとして分別されていたのは、包装用に使われている物、容器として使われていた物でした。それが、変更になりました。新たに、バケツや洗面器、ちりとりなど、その物が製品として使われ可燃ごみとして捨てられていたプラ製品も資源ごみとして回収されるようになるようです。

利便性を求めてついつい使ってしまうプラスチックですが、環境や健康のために、なるべく使わない、買わないと言うことを少しでも考えて行動していきたいと思いました。知らないゆえに、環境や健康を害していくことに、意識なく加担している、怖いことでもあります。

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